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Message from engineer 技術者メッセージ

Message from engineer 技術者メッセージ

ソフトだけでは実現できない提案がメカ、エレキと連携することで可能に

設計部 開発サービス課
チームリーダー

ソフトウェア技術者

日々の変化を楽しみながらものづくりを支える

これまで主に組込みソフトウェアと制御アプリケーションの開発に携わってきました。現在は受託開発ソフトウェアチームのチームリーダとしてお客様の要求分析から設計、試験までソフトウェア開発の全工程に対してチームで協力しながら対応しています。関わってきた製品として分析装置、医療装置、通信機器およびIoT機器など多岐にわたり経験させていただきました。ソフトウェアの技術更新のスピードは速く、どの開発でも新しいことを取り入れることが多いですが、そういう苦労があっても、やはり物を動かすというのは面白いと感じています。

お客様要求の先を考える

お客様の真の要求が何かを分析することが重要だと考えています。お客様のこうして欲しいということに対する目的を考えて、その目的に合ったより良い仕様を提案することが出来れば、お客様にも喜んでいただけると考えています。また、提案した仕様を満たすためにはチームでの連携が必要でメカ、エレキとで密にコミュニケーションを取り合って開発を進めることが重要です。メカ、エレキ、ソフトで連携を取ることでソフトウェアだけでは実現できない製品開発が可能になると考えています。

困難な課題も細やかな対応で解決できる

分析装置における測定時間の短縮を依頼されて、目標の時間内に測定完了するように改良しました。測定時間は基本的に数式により計算されるもので単純に短くは出来ません。このため、測定時間を算出する数式の意味を理解してそれぞれのパラメータを調整、検体の量を変更することで対応しました。パラメータ調整する際には有識者にその考えで正しいかを確認し、変更しましたがそれでも目標時間に達しませんでした。このため数式的には検体の量を増やすことで測定時間が短くなることが分かっていたためお客様に検体量の変更を提案をしました。数式を含めて理論的に説明することで納得いただき目的を達しました。
一見難しいと思われるような課題であっても、関係者と協力し論理的に対応することで解決できることを実感しました。